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2010/05/24 (Mon) お茶の木の中に入ってみた

2010.5.21

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今日は寒冷紗(かんれいしゃ)取り、茶刈り、草引き。
寒冷紗はお茶の木に茶刈りのシーズンになったらかかってる黒い布のような物のこと。
通称この寒冷紗を"被せて"あるお茶のことを"被せ茶"と言う。
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このお茶の木に被ってるのが寒冷紗。なぜこれを被せるかと言うと、これを被せることによって、茶の芽が青い青い色になり、甘味が強く、茶を淹れるとき深い緑色になります。
また、被せ香と言う被せ独特の香りが香ってきます。
ただ、この被せをすると陽を浴びて育った茶独特のいろんな渋みが減ります。
そしてカテキンが減って、カフェインが増えます。苦味がちょっと増えます。
アミノ酸が増え、甘味が増します。
また、被せることによって茶の木が弱ってきます。光合成ができなくなって、育ちが悪くなり、芽の出が悪くなってきます。
木の寿命も短くなってきます。木が弱るので病気にもかかり易くなります。
寒冷紗を被せたお茶は、農協に出荷するときに1キロあたりの値段が高くなります。
今月の奈良県の20日の農協新聞の相場を見てみると、一般が1618円、被せが2460円でした。(記録は19日のもの)
なので今は被せるのが当たり前で、ほとんどが被せてあります。
ちなみに京都は前にも一度ちょっとだけお話ししましたが、ブランドがあって高いです。
23日の新聞で一般で2432円でした。(記録は22日のもの)
宇治茶は元々は京都府を通って流れる三本の川に沿った所にある、お茶畑から商人さんが茶を買い集めて売っていた物を宇治茶と呼んでいたらしいです。
その一本の川は月ヶ瀬に流れる。「きづ川」なんですが、今の宇治茶の生産地定義は滋賀県、奈良県、三重県のいずれかのうちで生産したお茶を、京都府内で加工したものと定められてます。
なので月ヶ瀬にも京都の方で宇治茶として茶を作って売ってる方が居るんですが、月ヶ瀬で作ってる他のお茶よりもずっとずっと高い値で売れてます。それは品質があまり変わらず、農薬使ってようが使ってなかろうが高いです。
被せは月ヶ瀬では20年ぐらい前から始まったみたいで、元々誰かがやって、高く売れたのがきっかけで、皆がやり始めるようになったみたいです。
月ヶ瀬では15~16年にはもう何処もやるのが当たり前になったみたいです。
今ではそのほうが高く売れるので皆さん被せ茶を作って出荷していますが、寒冷紗を被せる作業はそれだけで人も雇わなければならないし、時間もとても取られる上に、寒冷紗を置く場所を作るだけでも大変です。なので本当は別にそんな物必要なければやりたくないみたいです。
岩田さんの所は農協に出荷していないので、一つの種類として作っていますが、農協に出荷する方々は被せないと安くなってしまうんで、やらないと価格が下がります。
なので寒冷紗を被せるのは収穫の10日ほど前なんですが、収穫の時期になるともう月ヶ瀬は一面真っ黒になります。
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昼ごはん。前日の余りのスープやサラダ、チーズそれからスープのブロードを取るのに使ったタイの粗の身、これを残った材料と醤油で炒めました。
7種類ぐらいの野菜と一緒に煮た鯛の身は、軽く醤油をかけて炒めただけで煮物のように美味しかったです。
スープは良く味が馴染んで美味しかったです。
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茶刈機の刃にかけるオイルは、昔は普通のグリスや機械油だったらしいですが、今は衛生管理がうるさくなってきてるのもあり、植物系のものが主流になってきているみたいです。
岩田さんの所はJAS認定(有機認定)を取っているので、機械油だとかを使っていたりしたらJASが通らなくなるので使っていません。単純に気持ちが悪いと言う理由でもあります。
刃にオイルをかけすぎるとボタボタとオイルが垂れてきて葉の中に入ってしまい、そうするとお茶を淹れたときに油が浮いてしまったりする原因になってしまうみたいです。
昔は農協出荷の人の中にはお客さんに直接売るわけじゃないので、ダァーとかけてボタボタと茶の中にオイルを入れる方もいたそうです。
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午後からは草引き。この下一面に生えてる草を全部引っこ抜きます。なんか写真で見ると凄く奇麗www
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お茶の木の下。
寝転がって手を伸ばして抜かなきゃいけなくて中々大変な作業ですよ。
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お茶の木が大きく育ったところは狭いです。初日は長袖のストックをきらしてて、体中傷だらけになりましたw
お風呂がよく染みましたwww
ここを四つん這いになって進みます。
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お茶の木を下から見た。
写真で見るとなんか林の中みたい。
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途中お茶の木が生えてなくて洞窟みたいになってる所があったので、引き篭もってみたw
写真は茶の木に携帯を引っ掛けて撮ってみました。
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ここから文月君のターンwサングラス貸してみた。
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なんかコケが付いてた。どこに根を生やしてるんだろう?
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夕飯。文祥さんは茶工場で残業なので今日は美代さんと二人で夕食。
刈ったお茶はその日の内に揉まなきゃいけないので、茶刈りの時期はよく文明さんも文祥さんも茶工場で徹夜する日もあるそうです。
文祥さんにはサンドイッチとライスサラダを作りました。
美代さんも食事をしたらすぐに茶工場に行かなくてはいけなくて、僕だけ先に休ませていただいてなんだか申し訳なかったです。
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ルナさんが買って使わずに押し入れにしまってあったオーガニックのリゾット用の米、ルナさんのご実家の愛媛から送られてきた生のちりめんじゃこ、美代さんの親戚の方から頂いたウマイナ(小松菜みたいの)、これでイン・サラータ・リーゾ(ライスサラダ)を作りました。
他に使ったゴマは国産の白胡麻で、レモンも国産の有機。ルナさんが食べ物に凄くこだわっていて、岩田家は凄いです。
オリーブオイルと白ワインビネガーは僕がイータリーから取り寄せた物です。これも素晴らしいものですよ。
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茄子とズキー二をグリルで焼いた物。上からルッコラのソースがかかってる。

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プロフィール

kanamaru tomohiro

Author:kanamaru tomohiro
金丸ともひろ
1988年9月17日 生
東京都 出身
2010年4月7日に東京を出発

父(金丸弘美)が食環境ジャーナリストと言う仕事をしていて、そのせいか小さい頃からとても食に興味があります。
将来は食に関わる仕事がしいと思い、若い内に直接自分の目で食べ物ができる所から見てみたいと思い日本各地の農村漁村などを自転車で廻ってきます。

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